<初心者向け>ネットショップ開業後の集客方法をまとめました
ネットショップが通常の店舗開業と違って難しいのは、サイトをオープンした当初はアクセスがほぼ0。ここから自力で集客していかなければならないところです。
最初からそこそこ知名度があるブランドや、既に実店舗があるお店の場合、そこからの誘導で、ある程度はサイトに集客することができます。
しかし、最初からネットショップのみの場合や、ネットショップからのブランド立ち上げの場合は、集客はかなり難しいかもしれません。
今回の記事では、お金をなるべくかけずに集客する方法から、お金をかけて集客する方法まで、ネットショップ開業後の販促方法についてまとめました。
Contents
お金をなるべくかけないで集客する方法
SEOで地道に集客する
SEOとは、Googleなどで特定のキーワードで上位表示させる施策のことを言います。
しかし生まれたてのサイトにとって、自然検索で集客するのはかなり難しいと言わざるをえません。
たとえばあなたのサイトが、レディース向けの小物を扱っていた場合、どのようなキーワードで集客したらいいのでしょうか。
一度、ご自身のサイトをどんなキーワードで集客したいか、考えてみて、実際にそのキーワードで検索してみましょう。
最初は楽天やamazonなどの大型モールの検索結果が並ぶことになると思います。
生まれたてのサイトが、amazonや楽天などの大型モールなど、その他の力のあるブランドや巨大サイトに勝つのはかなり難しいでしょう。
しかし、サイトのページ情報を充実させることは、SEOの観点ではもちろん、購買力を高めるためにも必要不可欠です。
あなたのサイトが、文章量が極端に少なかったり、写真ばかりで説明文がない場合は、きちんと文章を入れてあげることが、長い目で見た場合のSEOに繋がります。
ライティングはコツを掴むまではなかなか大変ですが、商品タイトル、お店の説明やコンセプト、何を販売しているかの文章を、サイト内にきちんと掲載しておきましょう。
SNSを運営し、口コミで販促する
お金をかけずに販促する方法の一つとして、自分でSNSを運営し、サイトや商品のPRをする方法があります。特にお洒落だったりユニークだったり、季節商品などの写真映えする商品は、インスタグラムや口コミなどで広く拡散するかもしれません。
しかし、SNSでは基本的に一方的に商品をアピールするような投稿は敬遠される上、実際に購入という成果に繋がるのに時間がかかり、確実性に欠けるというデメリットがあります。
しかし、お客様とのコミュニケーションづくりや、長期的な視点で見て商品のブランド価値を普及させるためには、SNS運用はかなり強力な販促ツールとなりえるでしょう。
SNSは誰でも無料で始めることができるので、まずは気軽に始めてみるのもいいですね。
プレゼント提供サイト、モニターサイトを利用する
コスメや飲食物など、ユーザーが実際に使用した口コミや感想、モニターレビューなどの生の声を集めたい場合、外部のモニターサイトやプレゼントサイトなどを利用する方法もあります。
サイトによってはモニターの参加条件に、SNSやブログ等で商品の紹介をすることを義務付けていたりもするので、ネット上に被リンク(※他サイトから自サイトがリンクされること)を増やしたい時にも有効な手段となります。提供条件はプレゼントサイトによって異なるので、まずは調べてみましょう。
プレスリリースを活用する
新商品の発表や新サービスのリリースには、外部のプレスリリースサイトに情報を掲載することで、広く告知をすることができます。
影響力のあるメディアに取り上げられることで広く拡散させたり、直接の取引や問い合わせに繋がる可能性があります。
外部モールに出店する
商品の知名度がない当初は、楽天やamazon、Yahoo!ショッピングなどの既に巨大な集客力を持つモールに出店し、まずは商品を購入してもらい、徐々に自サイトへ誘導する方法もあります。
モールによっては出店料がそれなりにかかってしまうところもあるので、まずはシミュレーションした上で出店を検討しましょう。
お金をかけて集客する方法
SNS広告を使う
SNS広告とは、FacebookやLINE、ツイッターなどのSNS内に広告を出すことで、あなたの商品をアピールする方法です。
広告の出し方としては、タイムライン上に写真やテキストで自分のサイトに誘導したり、ターゲット1人1人にお知らせとして告知したりと、様々な方法があります。
ある程度の予算は必要ですが、SNS広告の強みは細かいターゲティングにあります。たとえば、「女性」「20代」「東京在住」などかなり細かい条件で、広告を出すユーザーを絞り、商品の販促を行うことができます。
リスティング広告を使う
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!の検索結果に表示させる広告です。
メリットは、クリック型課金のため、クリック数に応じた広告料金しか発生しない点と、予算を自由に決められ、比較的少ない予算から始められます。
しかし、商品に合ったキーワードの選択や、正確なターゲティングを行わないまま何となくで始めてしまうと、あっという間に広告予算を使い果たしてしまうことになります。最初は慎重なターゲティング設定と単価調整が必要となるので、素人では難しく、プロに依頼するのがおすすめです。
Googleショッピング広告を利用する
ほしいものをGoogleで検索した際に、一番目立つところに「スポンサー」枠として、商品の写真がずらっと並ぶのを見たことはありませんか?これはGoogleショッピング広告によるもので、ユーザーが検索したキーワードと関連性の高い商品情報が表示されます。
テキストのみのリスティング広告とは違い、商品の写真や価格などを表示できる点が大きな特徴です。一般検索に比べ、価格で検索ができたりと便利なので、Googleショッピングを利用するユーザーは今後も増えていくでしょう。
動画広告を活用する
あなたの商品が写真よりも動画で見せた方がより伝わる商材の場合、動画広告を検討してもいいかもしれません。
動画広告は、Googleが提供するYouTube広告をはじめ、Yahoo!でも動画広告を提供しています。
動画広告は最初の5秒で人の関心を引きつける工夫が必要です。それなりにクオリティのある動画制作が求められます。
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以上、ネットショップをオープンした後の集客方法について、お役に立てましたでしょうか?
いくつか集客方法をご紹介しましたが、肝心なのは、商品の価格帯、ターゲットや特性に合った販促を行うという点です。
最初は販促方法の見極めが、なかなか難しいかもしれません。
とにかくサイトへの集客は、根気とある程度の予算が必要です。
まずは、何ができるか。何をしたら効果的かの戦略をじっくりと練ってみましょう。