安全なwebサイト運用に必須!SSL証明書について解説します

サイトやその閲覧者をさまざまな脅威から守るために、近年ますます重要性が増している技術として「SSL」があります。
今回は、安全なサイトを運用するにあたって必須といえるSSL導入のメリットについて知っていきましょう!

SSLって何?


SSL(Secure Sockets Layer)とは、webサイトとそのサイトを使用・閲覧しているユーザー間の通信を暗号化する仕組みです。

インターネットは、悪意のある第三者によって通信の中身を盗み見られ悪用される危険性があります。例えば個人情報や支払い情報などの重要な情報のやり取りも、対策を行なっていないサイトにおいての通信では知られてしまう可能性を孕んでいます。

そこで、導入しておくべきなのがSSLの技術です。
SSLを導入すると、インターネット上の通信が下記のようなランダムな文字列に暗号化され、万が一通信が盗み見られたとしても第三者から内容を読み取られる可能性をかなり下げることができます。

例:山田 → z6T3keYx
  東京都 → kG2Zajce

大切な情報の入力を求めるネットショップなどでは特に必須と言えるでしょう。
この技術を導入することで、安心してサイトを閲覧し、利用することができるのです。

また、SSL証明書の存在と暗号化により第三者によるデータの改ざんやなりすましを防止することができ、サイトをサイバー犯罪から守ることができます。
 

SSL導入のメリット

サイトと閲覧者の間でやり取りされる情報の悪用を防げる


サイトにSSLの導入による通信の暗号化していれば他者からの情報の盗み見や悪用を防ぐことができます。
近年インターネットを利用した犯罪は増え続けており、サイトにこういったセキュリティを導入することはたいへん重要です。
 

安全なサイトであるという安心感を与えることができる


近年ではユーザーの間でもWebサイトなどの安全性やセキュリティ面に対する意識が高まっています。そして、後述する通り、SSL化されておらずサイトにセキュリティの脆弱性が見られるWebページには、ブラウザによって注意喚起がされるようになりました。
こういった背景により、SSL化されていないサイトは忌避されやすく、閲覧されにくいという問題が起きます。
 

運営元の信頼の証明になる


SSLを導入すると、「SSLサーバー証明書」と呼ばれる証明書が発行されます。
企業向けのSSLサーバー証明書の発行にはサイトの運営元企業を登録して、認証局により審査を受けそれを通過する必要があります。
そのため、サーバ証明書を発行された企業は認証局に実在することを認められたということになり、「運営元が明確な安心できるサイト」であると評価され、信頼性のアピールができます。

認証局とは?

インターネット上のWebサイトの運営元などに対し、その実在と信頼性の認証を行い、電子証明書を発行する機関です。

 

SEO対策にも!


Googleなどの検索エンジンでの検索結果の表示順位は、サイトの安全性も大きく関係してきます。
サイトのSSL化によりセキュリティの高いサイトであると判断されれば検索順位も向上し、結果としてサイトへの流入も増やすことができSEO対策に繋がります。
 

SSLを導入していないとブラウザで警告が出る!?

現在日本で最も使用率の高いGoogle Chromeでは、SSLが導入されていないサイトに警告が出るようになっています。

つまり、SSLを導入していないサイトやページは閲覧者に「危険」と判断される可能性が大変高いです。
逆に、SSL化がされているWebページにおいては鍵のマークが表示され、安全なWebページであることが一目でわかるようになっています。

 

重要性が増していくサイトのSSL化

インターネットユーザーにとって、セキュリティ面は近年どんどん重要なものになっています。
インターネット犯罪、サイバー攻撃などの事件やニュースも多くあり、サイトを閲覧する際に「安全性」をますます重視するようになってきました。
例えば、ネットでショッピングなどをする際、怪しげなサイトではなく信頼できると判断できるサイトで購入したいですよね。

SSLをしっかりサイトに導入し、「危険なサイトかも…?」というユーザーの不安をなくし安心して利用できるサイトを目指しましょう!