更新したのに反映されない!そんな時は「キャッシュ」が原因かも?

自分で記事などを更新したり、修正したりしたことがある人も多いと思います。
webサイトを運営し始めるとブログなどを更新したり、場合によってはサイトの一部の変更や画像を差し替えたりなど、ブラウザ上に反映される部分を触る機会があるかもしれません。

そんな時によくある事象として、「変更したはずなのに、反映されていない!」「確かに更新したのに、画面上で変わらない」など、更新内容がブラウザ上で変更後のものにならないという問題です。
この現象の多くは「キャッシュ」というサーバーまたはブラウザの機能が原因となっていることが多いです。

では、その「キャッシュ」とは何なのか?変更されない場合の対処法は?解説していきます。

キャッシュとは?


キャッシュとは一度表示したり読み込んだ内容を保存しておくことにより、再度表示する際に一度目より表示速度を上げ得ることができる仕様です。
キャッシュには主に以下の2種類が挙げられます。

ブラウザキャッシュ

ブラウザ上で、一度取得したデータを保存したもの

サーバーキャッシュ

過去に作成したファイルやデータがサーバー上に残されていること

今回はより身近なブラウザのキャッシュについて詳しく解説していきます。

Cookieとの違い

よく似たブラウザの機能としてCookieというものがありますが、
こちらは保存するデータ内容に個人情報が含まれることが大きな違いとなります。

キャッシュの利点


キャッシュが保存される最大の利点は「表示速度が速くなること」です。
Webページを見る際に一度目よりも2回目以降にサイトを訪れた時の方が表示がスムーズに感じられることがあるかもしれませんが、これは実際にブラウザ一度開いたサイトは早く表示されるようキャッシュとしてデータを保存してくれているのです。

キャッシュによる弊害

更新された内容の反映が遅れ、古い内容が表示される

以前のキャッシュが残っていてそれが表示されたために、ページに古い内容が表示されてしまう場合があります。
使っているパソコンのOSなどにより異なりますが、ショートカットキーでページを強制的に再読み込みさせることで解決することが多いです。
下記にて、もう少し詳しく解説します。

キャッシュが貯まりすぎると速度が遅くなる!

キャッシュは過去に表示したデータを保存することで表示速度アップに役立ってくれますが、一方でそのデータが貯まりすぎるとむしろ容量を圧迫して動作が遅くなってしまう場合があります。
そんな時は、ブラウザやアプリ等それぞれのツールの方法に従って定期的にキャッシュを削除しておきましょう。

「ページの内容が古い!」そんな時の対処法

ページを強制再読み込み(スーパーリロード)してみる

「強制再読み込み(スーパーリロード)」といって、キーボードのショートカットキーを使用して簡単に新しい状態に強制的に更新することができます。
キャッシュの程度によってはこれだけで解決する場合も多いので、まずは試してみましょう。

Windowsの場合

ブラウザ ショートカットキー
Google Chrome キーボードの「Ctrl」+「F5」
(または「Shift」+「F5」)
Internet Explorer キーボードの「Ctrl」+「F5」
Microsoft Edge キーボードの「Ctrl」+「F5」
Firefox キーボードの「Ctrl」+「F5」
Safari キーボードの「Ctrl」+「R」

Macの場合

ブラウザ ショートカットキー
Google Chrome キーボードの「⌘Comand」+「shift」+「R」
Firefox キーボードの「⌘Comand」+「shift」+「R」
Safari キーボードの「⌘Comand」+「R」

それでも変わらない場合はキャッシュをクリアしてみる

「強制再読み込み(スーパーリロード)」をしても更新さない場合は、ブラウザの機能を使って「キャッシュクリア」を行なってキャッシュを削除したあと、ホームページを再度更新して表示を確認します。
キャッシュクリアの方法についてはお使いのブラウザとバージョンにもよって異なるため、調べた手順に従って行うようにしましょう。

まとめ

身近なものですが、仕組みについては詳しく知らない場合も多い「キャッシュ」の利点とそれによる弊害と対処法について解説しました。
もし上記のような事象が起こった場合は、キャッシュの影響を疑ってみると改善につながるかもしれません。