SEO対策に効果的!リッチリザルトを上手に導入する方法
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「リッチリザルト」とは
リッチリザルトをご存知でしょうか?
リッチリザルトとは、Googleの検索結果において、通常のテキスト情報のみの検索結果表示と比べ、写真や料金、レビューなどの付加情報が追加された検索結果のことです。
たとえば「サツマイモ レシピ」と検索した時、多くの検索結果が写真付きの表示になっており、プラス「カロリー」や「そのレシピにかかる時間」「レビュー」なども併記されます。そういった表示形式が「リッチな検索結果=リッチリザルト」と呼ばれるものです。
今回の記事では検索結果の表示形式を変えるリッチリザルトについて学んでいきましょう。
リッチリザルトを導入するメリットとは
では、リッチリザルトを導入するとどのようなメリットがあるのでしょう。
リッチリザルトを導入しているかどうかは検索順位には直接的な影響はないと言われています。しかし、以下に挙げたように間接的にユーザーの満足度を上げるという効果があります。
検索結果で目立ちやすく、クリック率が上がる
リッチリザルトを導入すると、検索結果画面に表示される情報量が増えます。それによってユーザーの目に留まりやすくなり、クリック率の向上が見込めるため、リッチリザルトには自然検索からの流入増加が期待できます。
ユーザーの求めている情報に合致しやすくなる
たとえばユーザーが「オムライス」という情報だけではなく、「オムライス 15分」とレシピの再現時間も含めた検索条件で検索を欠けた場合に、確実に表示されやすくなります。
クリック前に問題解決しておくことができる
リッチリザルトには「よくある質問」という種類があります。
たとえばこのようなイメージです。
この場合、検索画面にてユーザーが疑問に思うであろうポイントをいくつか掲げて掲載しておくことができ、ユーザーの疑問をあらかじめ解決しておくことができます。
リッチリザルトは現時点で29種類
検索結果に表示されるリッチリザルトは 29 種類あります。その中で、特に取り入れやすく、使われやすいリッチリザルトをご紹介しましょう。
パンくずリスト
URL 欄にパンくずを日本語で表示させることのできるリッチリザルトです。通常はURL部分は英字となりますが、日本語を表示させることで検索ユーザーにとってページの内容が一目で理解しやすくなります。
イベント情報
講演会やコンサート、セミナーなどのイベント情報に対応するリッチリザルトです。「日付・イベント名・場所」などが関連情報として表示されます。またチケットの空席状況や申込サイトの情報も掲載でき、ユーザーにとって便利な情報を提供できます。
よくある質問
よくある質問ページの質問と回答を表示するリッチリザルトです。
検索結果には上位 3 件がアコーディオンで表示されます。「すべて表示」をクリックすると、全件表示できます。
商品とレビュー
EC サイトでよく表示される評価やレビュー、価格のリッチリザルトです。タイトル直下に表示され、星マークもオレンジ色なので非常に目立ちます。
求人
採用情報のリッチリザルトです。募集職種・企業・勤務地・給与・登録日など、多くの情報が表示されます。
求人情報をクリックすると、Google しごと検索へ遷移します。
これは各職種ページごとに情報を作成する必要があります。
その他の形式のリッチリザルトについては、Googleが公式ページで解説しています。
▼Google構造化データ 検索ギャラリー
https://developers.google.com/search/docs/guides/search-gallery?hl=ja
「新型コロナウイルス感染症」に関するお知らせ
Google検索で特別なお知らせを表示する構造化データがありますが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に関するお知らせを構造化データで記述する事ができます(※ベータ版)。
上の画像のようにGoogleの検索結果で「新型コロナウイルス感染症」に関するお知らせを表示する事ができます。イベントの中止や施設からのお知らせなど追加したいサイトも多いのではないでしょうか。
「新型コロナウイルス感染症」のお知らせにも対応するほど、構造化データは日々進化し、多様化しています。
まとめ
このようにリッチリザルトは様々な効果をもたらしてくれる上、技術さえあれば無料で導入することができます。
ユーザーの複雑な検索要望にいかに適切な結果を表示させるかを日々開発し、進化を遂げているGoogleのこのような動きに追随しない理由はありません。
まずは制作会社に依頼し、積極的に取り入れてみましょう。