SEO対策って何?SEOの基本の考え方とは?

SEO対策(Search Engine Optimization)とは、検索結果で自社サイトをより上位に表示させ、アクセスアップを図る対策のことです。別名、検索エンジン最適化とも呼ばれます。

ほかにも検索結果に表示されるものとして、リスティング広告というものがありますが、リスティング広告とは、いわばお金を払って、「広告枠」と呼ばれる決まった位置に表示させるもの。
SEO対策とは、いわゆる「自然検索(オーガニック検索)」での順位を上げることを指します。

自然検索とリスティング広告の位置の違いを確認しよう

冒頭に「広告」とアイコンがついたリンクが広告枠です。リスティング広告は広告なので、お金を掛ければ上位表示が可能です。しかしSEO対策はお金をかけたからといって上位表示が確約できるものではありません。それはあくまでも、Googleの判断に委ねられています。

この記事では、SEO対策を行う上での基本についてお話ししていきましょう。

まずは、Googleのビジネスモデルをおさらい!

そもそもなぜGoogleは、莫大な費用をかけて無料で検索機能を提供しているのでしょうか。

  1. 世界一精度の高いインターネット検索サービスを無料で提供する。
  2. 便利だから数十億人のユーザーが使う。
  3. 数十億人の目に触れるよ!と言って広告枠を販売して儲ける。

Googleは、3で回収したお金を、1の開発に注ぎ込んでいます。
1~3を繰り返すことがGoogleのビジネスモデルです。

ユーザーが検索した時に『望ましい思われるページを順番に提示する』ことがGoogleの役割であり、
この精度を上げ続けることが彼らの年商16兆円を支える本業なのです。

つまり、不正なSEO対策で検索の精度を落とし、彼らの『儲けをジャマする奴らをGoogleは絶対に許さない!』のです。

ページランクはまだ生きている

日本の検索エンジンが『Yahoo!』一強だった20年以上前、検索エンジンのアルゴリズムはまだまだ洗練されていませんでした。
たとえば「ページ内に検索キーワードが大量に含まれているだけのページ」が検索上位に表示されてしまうなど、本当に公正な検索結果とは言い難い状況でした。

そこでGoogleは『PageRank(ページランク)』を発明し、より多数のサイトからリンクを得ているページを上位表示させるアルゴリズムを導入しました。

その法則とは次の3項目。

(法則1)ウェブ上のリンクを票と見なす。最初の段階では、票はすべて平等である。
(法則2)得票数が多いページほど重要度が増す(そして、より上位に表示される)。
(法則3)重要なページほど票の重要度が増す。

つまり、
『みんなからの支持が多い人は人気者であり、その人気者が支持する人もまた人気者である』
ということです。

これを検索結果にあてはめると
『リンクされる数が多いページは上位に表示するよ。とりわけ人気のあるページからのリンクは重視するよ』
ということ。

これがページランクの基本の考え方です。

ちなみに、2016年頃まではブラウザで自サイトのページランクを確認できたのですが、現在はページランクを確認できる方法はありません。
しかし、見えなくてもページランクという評価自体は続いていると言われています。
つまり、自サイトがGoogleによって、評価されるようなサイトを作るのが、SEOにおいて大事!ということです。

以上、SEOの基本の考え方は分かりましたよね。

次回の記事では、「ではどうやったらGoogleに高く評価されるのか?」ということについて、解説していきます。